分厚い問題集を与えたり、何冊もの問題集を一気に買い込んで机に山を築き上げることは、子どもから勉強意欲を奪うだけで、まったく逆効果だと思ってください。では、どんな問題集を買うべきでしょう。これは「できるだけ薄いもの」が正解です。一ページに二十分くらいで終わる程度の問題が並んでいるものがよいでしょう。学校の宿題くらいしかやってこなかった子でも「このくらいならできるな」と思えるような厚さのものにすることが重要になります。むやみなプレッシャーを与えるような量、厚さの問題集を与えるべきではありません。このような「できるだけ薄い」問題集は、一ページに十問程度の問題が並んでいるものです。例えば国語の問題集だったら、左ページに文章題が短くちょっと、右ぺージに漢字の問題が並んだりしています。これを、例えば、一日で一見開きをやっていくようにするのです。だいたいこれで一時間もしないうちに終わることでしょう。慣れてくれば、三十分とかかりません。これをとにかく毎日続けさせます。
口紅の技術の開発には、老舗寒天メーカーの伊那食品工業が尽力した。自然素材でナチュラル志向にも対応できて、色落ちしにくく潤いも保てると良いことずくめだったが、マックスフアクターの若干の優勢が続いている。「突っ張り感と乾燥という2つのデメリットを完全に解消することは難しい。若い女性は唇に弾力があるが、年をとると唇が乾燥し、しわもできる。突っ張り感のある口紅は受け入れづらくなる。落ちない口紅はメーカーの永遠の課題ですね」日本色材工業研究所の奥村浩士社長は、このように話す。次々とわがままな欲求を突きつけてくる女性と、見果てぬ夢の実現に向けて試行錯誤する化粧品メーカーとの狭間で、落ちない口紅狂想曲はこれからも鳴り続けるに違いない。
枕直しでは、刃物を遺体の上に載せる習俗がある。各地の伝承によって遺体の上の刃物の役割は違っている。正統的な解釈では、死者に悪霊などがとりつくのを防ぐ道具、魔除けとして考えられている。たとえば、ある地域では、猫が死者の霊魂を盗む動物と考えられているが、そうした外敵から死者を守るために、刃物を置く。このようなケースでは、刃先は当然、外側(顔と反対側)へ向けて遺体の上に置かれている。反対に、刃先が死者の顔の方を向いている場合もある。死者というのは、すでにその時点で死霊にとりつかれた存在であるから、先ほどの例とは反対に、死霊が死体から外へ出てこないよう封じ込めるためである。単に横に置く、というケースもある。このような習俗の中に、死者への畏敬や恐れなど、さまざまな感情が込められているのがわかる。浄土真宗では死は穢れではないと考えられ、そのようなことを行う必要はないとされる。私も、刃物などを置く必要はないと考えている。